文字サイズ

標準
変更
帯状疱疹の症状や原因、予防に関する情報をお届けするサイトです。
監修:浅田秀夫先生(奈良県立医科大学 医学部 皮膚科学講座)

帯状疱疹の合併症と後遺症

帯状疱疹の合併症として、
頭痛や発熱などの全身症状や、
目や耳の障がいが現れることがあります

帯状疱疹の治療が遅れたり、治療しなかったりした場合には、発熱や頭痛のような全身的な症状が現れることがあります。
また、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスは、神経の流れに沿って障害をおよぼすことから、目や耳など感覚器の神経を傷つけると、視力の低下や難聴などを引き起こします。運動神経を傷つけると、腕が上がらなくなるなどの麻痺や、おしっこが出ない排尿障害などの合併症につながることもあります。これらの症状は障害や後遺症として残ることがあるので、注意が必要です1)

例えば

帯状疱疹は視力低下や耳鳴りなどの合併症を起こすことがあります 帯状疱疹は視力低下や耳鳴りなどの合併症を起こすことがあります

1)Harpaz R, et al. MMWR Recomm Rep. 2008; 57(RR-5): 1-30.

長い間痛みが続く
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、
約2割の患者さんに起こる後遺症です

通常、痛みは水ぶくれ(水疱)や赤い発疹が治るとともに軽くなりますが、皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを、帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます2)。痛みの強かった方や高齢者は帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行することが多く、約2割の患者さんにみられる3)注意が必要な後遺症です。
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、ウイルスが神経を傷つけることで起こるため、帯状疱疹になったら、できるだけ早く治療をはじめてウイルスを抑えることが重要です。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)の痛みは、ウイルスの増殖によって引き起こされる炎症による痛み(帯状疱疹痛)とは原因が異なるため、治療法も変わります。皮膚の症状が治まっても痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。

帯状疱疹に関連した痛み2)

※痛みの現れ方には、個人差があります。

2)比嘉和夫. 治療. 2008; 90(7): 2147-2149. より改変
3)Takao Y, et al. J Epidemiol. 2015; 25(10): 617-25.

ページの先頭へページの先頭へ