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帯状疱疹の症状や原因、予防に関する情報をお届けするサイトです。
監修:浅田秀夫先生(奈良県立医科大学 医学部 皮膚科学講座)

帯状疱疹の原因

帯状疱疹の原因は
水ぼうそうと同じウイルスです

帯状疱疹は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
このウイルスにはじめて感染すると、水ぼうそう(水痘)として発症します。そして、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは脊髄から出る神経節という部位に潜んでいます。普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため問題ありませんが、免疫力が低下するとウイルスは再び活動、増殖しはじめます。そして、ウイルスは神経の流れに沿って神経節から移動、皮膚に達し、帯状に痛みや発疹が出る帯状疱疹になります。

帯状疱疹になるしくみ

  1. 水ぼうそう
    (水痘)

    水ぼうそう(水痘) 水ぼうそう(水痘)
    はじめて感染した時は
    水ぼうそうとして
    発症します
  2. 潜伏感染

    潜伏感染 潜伏感染
    治った後もウイルスは
    長い間体内に潜んでおり、
    普段は免疫力によって
    活動が抑えられています
  3. 免疫力低下

    免疫力低下 免疫力低下
    加齢やストレスなどで
    免疫力が低下すると
    ウイルスが暴れだします
  4. 帯状疱疹

    帯状疱疹 帯状疱疹
    ウイルスは、
    神経に沿って移動、
    皮膚に到達し、
    帯状疱疹を発症します

加齢、疲労、ストレスにより
免疫力が低下した時に発症します

体の免疫力の低下は、加齢、疲労、ストレスと、誰にでもみられる、ごく日常的なことによって起こります。健康なときは免疫力が強いため、水痘・帯状疱疹ウイルスの活動は抑えられていますが、免疫力が低下した時に再び活動、増殖し、帯状疱疹になると考えられます。

帯状疱疹は加齢、疲労、ストレスなど体の免疫力低下時に発症 帯状疱疹は加齢、疲労、ストレスなど体の免疫力低下時に発症

帯状疱疹は50歳以上で増加し、
80歳までに日本人の約3人に1人が
発症するといわれています

帯状疱疹の発症には、加齢が大きく関係しています。日本人では、50歳代から帯状疱疹の発症率が高くなります1)50代、60代、70代と発症率は増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています2)
帯状疱疹になった患者さん全体のうち、約7割が50歳以上です1)

帯状疱疹の年代別の発症率1)

帯状疱疹は50歳以上で発症率が急増。患者の7割が50歳以上 帯状疱疹は50歳以上で発症率が急増。患者の7割が50歳以上

対象・方法:1997~2011年に宮崎県の46施設で帯状疱疹と診断された75,789例について年代別に帯状疱疹の患者数及び発症率を算出した。

1)外山望. 日臨皮会誌. 2012; 29(6): 799-804 より一部作図.
2)国立感染症研究所感染症疫学センター. IASR. 2013; 34(10): 298-300.

日本の成人のおよそ9割の方が
帯状疱疹の原因となる水ぼうそうに
かかったことがあるといわれています

子どもの頃に水ぼうそうにかかったことがある人だけでなく、かかっていても自覚がない人もおり、日本の成人のおよそ9割は水痘・帯状疱疹ウイルスをもっているものと考えられています3)ほとんどの人が帯状疱疹になる可能性があります

日本の成人の9割以上が水痘・帯状疱疹ウイルスを保持 日本の成人の9割以上が水痘・帯状疱疹ウイルスを保持

3)国立感染症研究所. 2016.
https://www.niid.go.jp/niid/ja/y-graphs/7179-varicella-yosoku-serum2016.html

高齢者や免疫力が低下した方は、
帯状疱疹の再発に注意が必要です

一度、帯状疱疹になると、水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力があがるため、再発することはあまりないといわれています。ただし、高齢者や免疫力の低下した方では再発する場合があるので、注意が必要です。かかった人のうち数%は再発するといわれています。

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